2008.03.30
四年後妄想
その背
刹那はロックオンを見た。今では自分の視線のと同じ高さの彼。パイロットスーツの後ろ姿は、あのとき見ていたものより、幾分か小さい気がする。
「お前がでかくなったんだよ」と彼は笑う。
自分を守ってくれていた、あの背中。自分のそれよりずっと大きくて、少しだけ、ほんの少しだけ、羨ましくかった。
前は守ってもらった。今度は自分が守ると言えば、彼は「ガキが何言ってんだ」と笑うだろう。
だから、今度は彼の隣りに並ぶ。ときにその背を守り、守ってもらい、そうしてやっと彼に並ぶ。
ここまで来るのに途方もない時間がかかった。四年。その重み。彼がいなかった四年。彼と並ぶこれから。
「刹那、行こう」
ロックオンが言う。
横に立って、彼の顔を見た。
前と変わらない笑顔でロックオンは笑った。その目線が今は、少しだけ上を向いている。
「頼むぜ、相棒!」
肩を叩いて、デュナメスのコクピットに消える背中。
不意打ちで投げかけられた言葉に、一瞬何を言われたのか分からなかった。
「相棒…か」
心地よい響きに自然、笑みがこぼれる。
(そう。俺たちで。俺たちでガンダムなんだ)
刹那はエクシアとデュナメスを見上げて、もう一度笑った。
某チャット様で「刹那が180くらいになったら」という話をしました。マジで萌えた。
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